アーティスト: Mona Wallström

アートって背景にあるストーリーをわかっていないと全くわけがわからないことがあります。もちろん、先入観を全く持たずに見ても感動できることもありますし、作品こそ全てで、背景にあるものを予め知る必要は必ずしもないと思います。それでも、アーティストが作品について語ってくれたりすると非常に有り難いですし、楽しいものですよね。

スウェーデンのジュエリーアーティスト、Mona Wallströmさんのサイトでは、作品の背景にあるストーリーが丁寧に語られています。例として、“Evidence”というブローチのシリーズを取り上げますが、このシリーズはアーティストが通りや公共の場で見つけたモノをブローチの中心的オブジェクトとして使用しています。犯罪小説に出てくるEvidence(証拠)のように、通りや公共の場で偶然見つけたモノにも実はストーリーが隠されているというような演出なのだと思います。そこにどんなストーリーを見出すかは見る人次第ですが・・・。とにかく、いわゆるジュエリーっぽくないモノを使用して制作されたジュエリーですが、Mona Wallströmさんはそれらをポップにかわいらしく仕上げています。チェックしてみてください。

アーティストと実際に会って話をしてもらうわけではなく、サイトの説明だけ読んだだけでも、何も知らないよりはアーティストや作品に感情移入できるのは確かです。そういうことに改めて気付かされました。

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