今回話題にさせていただくサンフランシスコのジュエリーアーティスト、Kirsten Muensterさんです。まず、Kirsten Muensterさんのサイトに行くと、まるで風景画を見ているような美しいメノウ(アゲート)を使用したジュエリーなどが目を引きますが、"Ethically Sourced Materials"という言葉も大きく表示されています。これを見て、はじめは再利用の材料を使用するということに拘っているのかなと思いましたが、どうやらEthically(倫理的に)という言葉には別の思いも込められているようです。artist biographyというページを拝見すると、以下のように書いてあります(意訳です)。
材料を仕入れることによって腐敗した組織を支援したり、労働者を搾取するような慣行を支援したりするような可能性のあるものは仕入れない
正当な国際取引を経たものか、テロリズムを支援するような組織によって売られたものか判断することが不可能であることから、ダイヤモンドやタンザナイトなどのジェムストーンは使用しない
みなさんが普段宝飾品をご購入される際に、上記のようなことを考慮に入れることは稀だと思います。Kirsten Muensterさんは少し異なる角度からジュエリーを見るようにインスパイアしてくれるアーティストですね。そういう事情を抜きにしても、一目作品を見ただけで、石に拘っているなというのが伝わってきます。みなさんも是非ご覧になってください。
最近、写真共有サイトのFlickrにも作品の写真を公開されているようですので、そちらも要チェックです。
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